ヘアーブラシの選び方
動物の毛は静電気が起きにくく、適度な弾力があるので
髪を傷めず、ヘアーブラシに適しています。
ヘアーブラシに植える毛は長さをあえて揃えず不均一にして、
絶妙の櫛通りを実現させます。
髪質やヘアースタイルに応じて最適なブラシを
お選びください。理想のブラッシングが楽しめます。


ヘアーブラシの毛のかたさの違い、
選び方について
ヘアーブラシの使い心地に関しましては個人差がありますので、おおまかな「目安」としてご覧ください。
ブラシの材質 | 毛のかたさ | 特徴 |
猪毛 | かため | 猪毛は毛が硬いので、櫛通りが抜群です。頭皮への刺激もしっかりあります。痛いと感じなければ、猪毛が一番です。 ご年配の方でも髪の多い方やパーマをかけている方なら、櫛通り良くお使いいただけます。 |
特級黒豚毛 | やや硬め | 特級黒豚毛は猪毛に近い硬さがあり、毛1本1本が長いので櫛通りが良く、髪の長い方にも使いやすいです。 通常の豚毛よりお値段は高くなりますが、比較的どなたでもお使いになりやすいブラシです。 |
特級白豚毛 | やや軟らかめ | 特級白豚毛は毛1本1本が長いのが特徴で、通常の豚毛よりコシがありますが特級黒豚毛よりやわらかく、ソフトなとかし心地です。 猫っ毛(毛が細くやわらかい髪)の方や、サラサラのストレートヘアの方、髪の量を少し気にされ始めた方におすすめです。 |
豚毛 | やわらかめ | 豚毛は毛がやわらかく、猪毛よりひとつひとつの穴に毛を密集させて植えてあります。頭皮の刺激に弱い方、髪が細くコシがなくなってきた方などに向いています。 標準的な毛量の方やパーマをかけられている方ですと、ブラシが頭皮まで届きにくく表面をなぜるような物足りなさを感じる場合があります。 ※男性の方のセットの髪押さえにも使われます。 |
ゴマ豚毛 | とても軟らかい | ゴマ豚毛はやわらかい白豚毛に黒豚毛を混ぜてあります。 さらに二段植毛という特殊な植え方をしていますので、頭皮にとても低刺激です。 頭髪がとても少なくなられた方におすすめです。 |
※小さなお子様(0〜3歳)には、獣毛のブラシは
頭皮への刺激が強すぎる可能性があります。
つげの櫛などでとかしてあげてください。
行数 | 特徴 |
7行植え | 髪の量が多い方、ロングヘアーの方におすすめです。 7行植えはブラシ自体に密度があり、しっかりとした とかし心地です。 |
6行植え | 標準的な髪の量の方、ロングヘアーの方でも髪をとかしやすいです。 |
5行植え | 細身のストレートタイプ。 ショートヘアの方にお使いになりやすいタイプです。 |
携帯用 | 全長16㎝程度の5行植えの小型版ヘアーブラシ。 携帯に便利な専用ケース付き。 |
櫛 型 | つげの櫛のような形の携帯用薄型ヘアーブラシ。 薄型なので背広の胸ポケットにも収まります。※ケース付き。 |
いつまでもご愛用いただくために
この時、ブラシの毛を折らないよう十分に気をつけてください。
整髪料などによる汚れは、水またはお湯で軽く洗ってください。
シャンプーなどをお使いの場合は、ぬるま湯で洗剤を十分に洗い流してください。
洗い終わった後は、タオルの上でブラシの毛先を下にして置き、毛穴のほうに水分を残さないように陰干ししてください。
毛穴に水分を残しますと、毛抜けなどの原因になるおそれがあります。
自然乾燥が一番ですが、お急ぎの場合はドライヤーを遠目に当てて水分を飛ばして乾かしてください。
木製のハンドル部分には黒檀を使用しています。末長くお使いになっていただくためにも、頻繁に洗うことはおやめください。
ヘアーブラシクリーナーの使い方

天然毛のヘアーブラシは、お使いいただくうちに髪の毛やホコリがブラシに絡まり汚れてしまいます。
普段からこまめにお手入れをしていただければ、いつもきれいな状態を保てます。
ブラシ全体の汚れは、左記の図のようにヘアーブラシの列に沿って軽くとかしてください。
ブラシの表面に浮き出てきた髪の毛は、ティッシュなどで取り除いてください。

ブラシの底の面にたまった綿ホコリなどは、ブラシクリーナー先端の小さなブラシを使ってかき出してください。
※このブラシクリーナーは、ヘアーブラシの毛と木地(黒檀)を傷めないよう考慮してナイロンを植えてありますが、あまり力を入れ過ぎますと毛が広がるおそれがあります。ご注意ください。